大引け概況 日経平均後場に反発 前日比91円28銭高2007-05-09 Wed 16:34
9日の東京株式市場で日経平均株価は、後場に入ってから反発し、終値は前日比91円28銭(0.52%)高の1万7748円12銭で引けた。
前場は動意の乏しい展開に終始したが、後場に入り相場が上昇した。週末11日には株価指数オプション5月物の特別清算指数(SQ)算出を控えるが、市場では大きな材料にはならないとの見方が強まり、市場に安心感が広がり、投資家心理が好転し、好業績銘柄などを物色する動きが強まった。後場の反発は先物主導と指摘されたものの、実需の買いも目立っているとの見方も多い。東証株価指数(TOPIX)も反発した。 東証1部の売買代金は概算で3兆2265億円で3月16日以来、約1カ月半ぶりの高水準。売買高は24億4497万株で、3月9日以来2カ月ぶりの高水準だった。値上がり銘柄数は874、値下がりは710、変わらずは146銘柄だった。 個別銘柄で見ると、キューピーや三井造、ニコンなどが年初来高値を更新。好決算を発表したオリンパスや住友鉱、コマツなどは上場来高値を更新した。半面、東電や関西電などの電力株が下落した。また、大引け後に注目の3月期決算を発表したトヨタも警戒感からさえない。NTTやKDDI、ソフトバンクも下落した。 また、日経平均先物6月物も反発。前日比80円高の1万7750円で取引を終えた。前場は動意に乏しい展開で、小幅な値動きに終始したが、後場は大口の買い注文が断続的に入ったことで上昇に転じ、そこに売り方の買い戻しの動きも加わり、13時台に100円高の1万7770円と4月17日(1万7810円)以来の水準まで買われた。その後は売り買いが交錯し高値圏で揉み合った。シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物6月物は前日清算値と比べ75円高の1万7755円で取引を終えた。 TOPIX先物6月物も反発。前日比11.0ポイント高の1745.0で取引を終え、売買高は3万5291枚だった。日経300先物6月物も反発。日経平均オプション5月物はコールが買われ、プットは売りが優勢だった。権利行使価格1万8000円のコールの売買高が1万4211枚と大商いだった。期先の6月物もコールが買われた。 一方、東京外国為替市場で円相場は1ドル=119円台後半で小動き。15時50分時点で、8日の17時時点に比べ11銭円高・ドル安の119円82―84銭前後で推移している。 午前中は国内輸出企業の為替予約(先物の円売り・ドル買い)やきょう開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にしたポジション調整の円買い・ドル売りが入った。ただ、内外金利差による円キャリートレードが続くとの観測が根強いことから円の上値は重い。午後に入ってからは材料難から小幅な値動に終始している。 また円はユーロに対して大幅に続伸。FOMCやECB理事会などを控え、前日のニューヨーク市場の流れを引き継いだ。市場ではトリシェ総裁が次の6月6日の理事会での利上げを示唆することが確実視されている。 最後に債券相場は4日続落。先物中心限月の6月物は前日比17銭安の134円05銭で取引を終えた。売買の決め手となる材料が乏しく、ポジション調整に伴う売りが優勢になった。また、米で9日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)やFOMC後の声明を見極めたいとの思惑から、模様眺めムードが強まった。現物債も終日軟調で引けた。 |
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